2014年08月29日
田島みわ「公民教育 その1」
文部省は一九四五年5月に修身科停止後の道徳教育の空白を「公民教育」によって埋める方針を示しているが、これに続く同年9月と一〇月には『国民学校公民教師用書』『中等学校青年学校公民教師用書』を発行した。
そこでは、戦前の修身教育に対する批判をふまえて公民教育のあり方が提案されている。
すなわち、従来の修身教育の欠点としてその観念性・画一性と「上から道徳を強ひるやうな命令的な指導」を行った点をあげ、今後の方向性を「変はって行く社会生活に適合して、被教育者に自由にしかも合理的に判断して社会に新しい秩序を作り上げる能力を養はしめる」ことにおいて、的確な社会認識とそれに基づく行為の育成の重要性を強調している。
田島みわ(生活総合アドバイザー)
そこでは、戦前の修身教育に対する批判をふまえて公民教育のあり方が提案されている。
すなわち、従来の修身教育の欠点としてその観念性・画一性と「上から道徳を強ひるやうな命令的な指導」を行った点をあげ、今後の方向性を「変はって行く社会生活に適合して、被教育者に自由にしかも合理的に判断して社会に新しい秩序を作り上げる能力を養はしめる」ことにおいて、的確な社会認識とそれに基づく行為の育成の重要性を強調している。
田島みわ(生活総合アドバイザー)
Posted by 田島みわ at 02:18
│田島みわ